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残雪期の蝶ヶ岳登山

26日の土曜日は蝶ヶ岳に登ってきました。
蝶ヶ岳には元々7月に登る予定だったのですが、
それが何故この日に早まったのかというと、
20日に乗鞍岳へ行ったことがきっかけでした。
この日はとにかく天気が良くて、過去7月に2回乗鞍へ行った時は
天気のいい日を狙って行ったのに雲が多くて穂高連峰や槍ヶ岳は
見えませんでした。
7月にそれだけ雲が少なくよく晴れる日なんかあるのかと考えた時、
今だったらまだ雪の多い穂高連峰や槍ヶ岳が観れるし、
雪道歩きもこの前の乗鞍で経験しているので問題は無いと思い、
天気の良さそうだった26日の土曜日に登ることに決めました。


自宅を朝4時過ぎに出て高速を使って安曇野I.Cまで行き、
5時過ぎに三股登山口の駐車場に着き(道路崩落の為
第一駐車場までは行けずそれよりも手前の第2駐車場)、
準備を整えて駐車場を5:15に出発。
そこから三股登山口までは25分ほどかかり、それから登山道へ。
少し行くとよく揺れる吊り橋を渡りました。
01蝶ヶ岳吊橋

そこからもうしばらく進むと『ゴジラみたいな木』がありました。
02ゴジラ木

03ゴジラ木
ちなみにこの時ここに人がいて正面からはまともに写真が撮れなかったため、
2枚目の写真は帰りに撮ったものです。

6:45に蝶ヶ岳山頂までのおよそ中間くらいの位置にあたる
『まめうち平』に到着。
ここには木のベンチも設置されています。
ここで少し休憩して6:53に出発。

標高が2000mを超えるあたりからは徐々に残雪が現れてきて、
雪渓を越える場所も増えてきたのでアイゼンを装着しました。
04雪斜面常念
ただ、木が倒れている場所もあり、それを避ける際に邪魔だと思い、
トレッキングポールはまだ出しませんでした。
そしてある雪渓を横断している時、踏み込んだ部分の雪が崩れ、
そのまま自分も15mほど滑り落ち、何とか倒れていた木の枝を
掴んで大事故は免れました。

そこから少し行った雪の無い登山道でトレッキングポールを出して組み立て、
それ以降は雪の斜面にかなりの恐怖心を抱くようになり、
かなり慎重にゆっくりと進みました。

そして恐怖を感じながらも雪の斜面を何ヶ所も通り抜け、
最後の長くて急な大雪渓へ。
この最後の大雪渓の下の方はスキー場だとすれば上級者向けの
急斜面コースで、もし誤って滑り落ちてしまったら大怪我は
避けられないという場所でそこを集中して登りました。
大雪渓の上の方まで来ると傾斜がなだらかになり、
雪渓を越えてもう少しで山頂のある稜線という所まで来て、
アイゼンを外しました。

常念岳、大天井岳方面
05常念大天井

安曇野方面
06登山道安曇野

そして稜線の上に出て、蝶ヶ岳の山頂の位置が分からず、
蝶ヶ岳ヒュッテの周りを一周して蝶ヶ岳山頂へ。
07蝶ヶ岳山頂
山頂に着いたのは9:45でした。
駐車場を出てから4時間半、雪が無ければあと1時間くらいは早く着いたのでは
ないかと思います。

乗鞍岳と御嶽山
08蝶ヶ岳から乗鞍御嶽

槍ヶ岳と蝶ヶ岳ヒュッテ
09槍ヶ岳蝶ヶ岳ヒュッテ

穂高連峰
10蝶ヶ岳から穂高連峰

槍ヶ岳
11蝶ヶ岳から槍ヶ岳

当初の予定では、この後『蝶槍』まで行く予定でしたが、
帰り道の雪の斜面が不安だったため、予定よりも早めに下山を
始めることにして、蝶槍までは行かないことにしました。
それでも、少しでも蝶槍に近い方へ行き山頂付近とは少し違う景色を
見たいと思い、蝶ヶ岳ヒュッテから10分~15分ほど蝶槍方面(常念岳方面)
まで歩きました。

11時過ぎに蝶ヶ岳ヒュッテまで戻り、有料のトイレ(100円)へ行ってから
山小屋の中の食堂でカレーライスを食べました。
その時にどうやって帰るか考えました。
正直、自分のような雪の斜面歩きの初級者がまた同じ道を通って
下山することは危険だと思いました。
残雪期の蝶ヶ岳は中級者以上の人が登る山だと実感しました。
登りは何とか登って来れたものの、登山は下りの方が難しいとされる中、
自分があのルートを下って行くのはあまりにも危険ではないかと。

そこで3つの選択肢が頭に浮かびました。
1つ目は危険を承知で細心の注意を払って三股まで下りる。
2つ目は三股ルートよりもなだらかな徳沢ルートを通って上高地へ下りる。
3つ目は高額な料金を払ってヘリを呼ぶ。

ヘリは金銭面の事などを考え無理、上高地へ下りるコースは
時間がかかってしまい、この日ある知人のバンドでのラストライブへ行く
約束をしていてそれに間に合わせるのは困難で、
しかも上高地に下りたらまた三股へ車を取りに行かなくてはなりません。
ということで、意を決して行きと同じ三股ルートに“命懸け”で挑むことにしました。

とにかく不安でいっぱいだったため、どうやったら雪の斜面を安全に
下りられるかスマホでネット検索して調べました。

そして11:48に蝶ヶ岳ヒュッテ前を出て下山を開始。
上りの際に“最後の急斜面”として恐怖を感じながらも苦労して登った
長い急斜面を無事通過し、その後も何人もの人を先に行かせながら
慎重に集中していくつもの雪の斜面を越え、下山を始めてから約2時間ほどで
ようやく雪がほぼ無くなり安心できる所まで下りてきました。
そして15:52に駐車場まで戻ってきました。

その後、梓川S.Aへ寄ってソフトクリームを食べたりして、
17時半過ぎに自宅に着き、電車で松本へ行って知人のバンドでの
ラストライブを観に行きました。
さすがに疲れました。
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